ツアーはさらに続く
2008-06-30
ますます細かいところを追いかけきれなくなってはいるのですが(^_^;、ツアーメニューにはその後"Empty Pages"や"Low Spark of High Heeled Boys"あたりのトラフィック・クラシックも加えられてきているようです。相変わらずポロポロとYouTubeに上がって来るのを拾ってるのですが、アップされるのは毎度の"Gimme Some Lovin'"か"Dear Mr Fantasy"が多い…(苦笑)しかし例えばGimme Some Lovin'。同じツアー内でも、TP&THB'sと共演してみたり、かと思えばSWバンドのセット内でやってみたり、どちらもアリなのが面白いです。
6/25のHollywood Bowl
6/21のDarien Lake Performing Arts Center(NY)
TP&THB'sと共演するとSDGのオリジナルっぽい雰囲気なのに、SWバンドだけの演奏だと、16ビートのニュアンスがあるファンキーな演奏になってるのが興味深いところ。Gimme Some Lovin'は2003年にこの編成が固まってからもけっこうアレンジのバリエーションがありますよね。DVD化もされているジュールズ・ホランドの"Later"に出たときなど、ドラムスを使わず、ウォリー・レイエスJr.のティンバレスを核にしたラテン・アレンジで意表を突いたこともありました。
ところで、おなじみshigeさんの調査情報によれば、スティーヴはこのツアーと平行して、なんと合間にオフィシャルの告知もなしにSWバンドのワンマン・ギグも行っているんだそう。すでにここまで2本消化しており、もう数本のステージを予定しているようです。やや理解に苦しむ行動ではありますが…。
Winwood/Petty ツアーは続く
2008-06-23

さすがに各地のセットリストなど、追いかけきれてないですが、順調にスケジュールを消化中のスティーヴ&ヒズ・バンドとトム&ハートブレイカーズの面々(shigeさんのリンクより写真拝借。Thanks!)。
オフィシャルでなかなか更新してくれないので、セットリスト情報お持ちの方は教えていただけると幸いですが、とりあえずは、大体の場所で"Can't Find My Way Home"と"Gimme Some Lovin"をトムのセットの中盤にセッションしているようです(共演なしの回もあるようですが)。
17、18日のマジソン・スクエア・ガーデンのものがいくつか出てきてますので貼っておこうと思います。
6/17
6/18
埋め込み不可のものもありますね。
この"Higher Love"はいくつかのテレビ出演での短縮版(ミドル・エイトの部分を省略)ではなく、しっかりフルヴァージョンで観られるのもうれしいです。
しかしやっぱりトム達との共演部分と"Dear Mr.Fantasy"あるいは"Higher Love"あたりの映像が多いです。『Nine Lives』収録曲やってる映像は出てこないのかな〜、とはちょっと思っちゃいますが(笑)
そういえば現在ハートブレイカーズのドラマーになっている、元アヴェレージ・ホワイト・バンドのスティーヴ・フェローンは、かつて『Back in the High Life』の中の"Freedom Overspill"のみで叩いてました。なぜこの1曲だけ彼だったのかは不明ですけど、ここにもひとつ繋がりがあったわけですね。
コンサートを観られたトム・ペティ・ファンの方のブログも発見。
Boston, MA
2008-06-15
さらに6月13日、ボストンのTD Banknorth Gardenでは、"Can't Find My Way Home"でトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズとの共演があったようです。Bristow, VA
2008-06-13

6月8日、ヴァージニア州ブリストルのNissan Pavilionでは、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのセットにスティーヴが乗っかる形で"Gimme Some Lovin'"を演奏した模様。
例によってYouTubeにも当日の様子がわかるものがいくつかありました。
どうもリハーサルなしのブッツケ本番クサイし、構成などもかなり適当っぽくラフなものですけど、やはりせっかくの機会なので共演があるのは嬉しいですよね。
Player 7月号
2008-06-12

今回は雑誌媒体への露出も多く、なかなか嬉しい傾向ですけど、今店頭に並んでいるPlayerに掲載されているスティーヴのインタビューはなかなか興味深い内容になってました(表紙はフー・ファイターズのデイヴ・グロールですけど…笑)。
海外の雑誌やサイトには色々とインタビューも載っているんですが、日本語訳されているものはあまり見なかったので、英語に弱い私などにはありがたい限りであります。

あの超サイケデリックなトラフィックの1stを作っていた頃、コテージでメンバーと合宿生活をし、多くの有名(その後のドラッグ中毒ぶりでも有名な…)ミュージシャン達も出入りしていた中で、ドラッグそのものには懐疑的だったこと、60年代を安易に美化していないこと。それからジミ・ヘンドリックスを必要以上に賛美していないこと。
「ヘンドリックスは驚異的なミュージシャンだったけど、Tボーン・ウォーカーより素晴らしい、とは言えないな。みんなそれぞれが全然違う個性を持っていたんだから」
みたいなことは、考えたら非常に当たり前で率直な意見。
音楽ジャーナリズムはセンセーショナルなヒーローを持ち上げたがりますが、やはりリアルタイムで当時のシーンのど真ん中にいつつも、常に音楽そのものの良さだけを伝えてきた人ならではの発言。インタビューのどこを読んでも、常に視点はそこにあるのが感じられます。
『Junction Seven』をプロデュースしたナラダ・マイケル・ウォルデンとの録音時のやりとりもちょっと興味深いもの。
かつてはマハビシュヌ・オーケストラに籍を置く超絶ドラマーだったナラダが、小さなドラムマシンをプログラムしているのを不思議に思ったスティーヴは、なぜ生ドラムを叩かないのか尋ねたそう。「叩いたほうが早いんじゃないの?」ってとこでしょう。
ナラダの答えは、
「ヒットチャート上位のアルバムに生のドラムなんて入ってないんだよ。」
だったという話。
ヒットさせる使命を帯びてプロデュースを引き受けた仕事人ナラダと、ただいいレコードを作りたいだけのスティーヴとのズレが、あのアルバムの座りの悪さを生んだんだな、ということも見えてきて少し切なくなります。
しかし、その経験があってこそ『About Time』と『Nine Lives』という時代を超越した作品が生まれた、という考え方もできそうです。
「物事はしばしば時代に影響されるもの。(中略)今僕がやっていることと以前にやってきたことには共通するひとつの筋道、流れがあると思いたいね」
と、ご本人もおっしゃってるわけで、様々な紆余曲折、試行錯誤も、無駄になったことなどひとつもないのかもしれません。






